病院理念・基本方針
病院理念
県民の心の健康を支える質の高い医療提供
基本方針
1 急性期を中心とする医療
県下唯一の県立精神病院として、精神科救急医療及び処遇困難患者・重症患者への対応を最重要課題とし、民間病院との機能的な転院システムの構築・連携の下に、精神科救急患者や触法患者をはじめ重症の精神障害者の治療を実践する。
2 人権を尊重する医療
精神保健福祉法の遵守を基本とし、処遇検討委員会(行動制限最小化委員会)は、患者に対する適正な処遇について審査するなど、患者の人権を尊重した透明性の高い医療を実践する。
3 患者・家族と共に歩む医療
多職種で構成する入退院カンファレンスや症例検討会を毎週開催し多角的に評価を行い、個々の患者にあった適切な治療を行う。また、治療に当たっては、インフォームドコンセントを重視し、患者・家族と医療者の役割を明確にして患者が医療に主体的に参加できるよう実践する。
4 社会復帰を促進する医療
チーム医療の推進に努め、個々の患者に沿った治療計画を患者・家族と共に立て、その計画に沿った医療を提供し、可能な限り入院期間を短くするとともに、退院後の治療継続のため、保健所・市町村関係課等と連携し、訪問看護、訪問指導、援助等のアフターケアを行い、社会復帰の促進を実践する。
5 地域社会と連携する医療
健康福祉センターが実施している各種の相談事業、知的障害者更正相談所援護巡回相談事業への医師の派遣、保健福祉関係機関との連携等、地域における精神保健活動に取り組むとともに、看護学生やコメディカル学生に実習の場を提供するとともに、看護学校への講師を派遣等、人材育成を実践する。