災害医療室の取り組み
2025年山口県総合防災訓練(山口市)に参加しました
令和7年5月25日(日)、山口市にて行われた山口県総合防災訓練に、山口県DPAT(ディーパット:災害派遣精神医療チーム)として、扶老会病院、萩病院、山口県職員、当院の4団体14名が参加しました。
山口市内の精神科病院が被災した想定で、被災状況を把握し、関係機関と協力して必要な支援を行いました。また、㈱ファーストリテイリングの体育館で行った避難所支援の訓練では、徳地診療所の医療MaaS(Mobility as a Service 医療機器やオンライン診療システムを搭載したモビリティにより提供する医療サービス)と協働し、精神科の支援を必要とする方がおられた場合を想定した診察訓練を行いました。
今年度で4回目の訓練参加となりましたが、初めて当院以外の精神科病院にご参加頂きこれまで以上に有意義な訓練をすることが出来ました。訓練にご参加頂きました扶老会病院、萩病院の皆様には大変感謝しております。
災害発生時は様々な機関やDMAT、DPATといった専門的チームが連携、協働することになります。円滑に活動するためには平時からの準備や顔の見える関係作りが重要です。
今回の訓練で学んだことを今後に活かしていきたいと思います。

「精神科病院の災害対策とBCP」について講演を行いました
令和7年2月21日(金)、山口市の「KKR山口あさくら」において、「令和6年度事務部長研修会(主催:山口県精神科病院協会)」が開催されました。この研修会では、当院のDPAT先遣隊隊員(業務調整員・事務職)が講師として登壇し、「精神科病院の災害対策とBCP」という演題で、約30人の県内精神科病院の事務長に講義を行いました。この研修会をきっかけにして、各病院において精神科災害医療の取り組みが推進され、山口県の災害医療体制が強化されることを期待します。このような機会をくださいました山口県精神科病院協会様に感謝申し上げます。
